メニエール病
メニエール病 | 株式会社ゼニタ
メニエール病
【どのような病気・症状か?】
メニエール病とは、回転性めまいや耳鳴り、頭痛、難聴、吐き気を主な症状とした、耳の内耳の病気です。内耳には身体の平衡感覚や聴覚を司る細胞があり、内耳の中には内側と外側を分ける膜があり、それぞれの中に異なった種類のリンパ液が入っています。何らかの原因で内側のリンパが過剰に溜まると内外を区切る膜が破れ、内側と外側のリンパ液が混ざってしまいます。それにより、内耳の感覚細胞はいつもと違う刺激を受けることになり、2つの液が混ざることにより、平衡感覚が狂ってしまいます。このようにしてめまいが起き、同時に聴覚も影響を受けるため、音も聞こえづらくなってしまいます。
【治療法】
メニエール病の治療としては、抗めまい薬や血流改善薬、ビタミン剤を中心とした薬物療法、薬物療法で改善がみられない場合は内リンパに穴を開けてリンパ圧を減圧する手術や平衡感覚を司る前庭神経を切断する手術などを行うこともあります。そのほかに食物繊維、ビタミン、酵素などの栄養を考えた食事を摂る栄養療法。めまいや吐き気に効果のある漢方薬を処方するもあります。