皆さんこんにちは!名古屋市中区新栄にある株式会社ゼニタの加納です。

今日は、「介護食についてお話していこうと思います!

 

年齢を重ねるにつれて、噛む力や飲み込む力は徐々に衰える傾向にあり、高齢者の約3割は噛むことに問題を抱えています。

しかし、食事はいつまでも楽しみたいですよね。そんなときに頼れるのが介護食です。

介護食とは、噛む力や飲み込む力が弱い人のための食事で、柔らかさや形状を工夫してある食事です。食べる人の体調や能力に応じて、「きざみ食」「軟菜食(ソフト食)」「ミキサー食」「嚥下食」「流動食」など、さまざまな種類があります。

きざみ食とは、食べ物を小さく刻んで食べやすくした食事です。
噛む力が低下した人、開口障害がある人が対象となります。
唾液の少ない人はむせやすく、入れ歯を使っている人は入れ歯と歯茎の間に食事が入りやすいため適していません。

軟菜食(ソフト食)とは、よく煮込んだりゆでることで柔らかくした、舌でつぶせる硬さの食事です。
噛む力の低下した人、食塊の形成が難しい人、飲み込む力の低下した人、胃腸が弱い人、箸がうまく使えない人が対象となります。

ミキサー食とは、ミキサーにかけて液体状にした食事です。この形状の場合、喉に流れ込み誤嚥につながる可能性もあるので、とろみ剤でとろみをつけることもあります。
飲み込む力の低下した人が対象となります。
食塊の形成が難しい人は誤嚥しやすくなるので適していません。

嚥下食とは、柔らかく調理したものをミキサー上でペースト状もしくはゼリー状にした食事です。
飲み込む力が低下した人が対象となります。

流動食とは、液状のおかずや重湯(粥の上澄みの液)です。手術後や高熱で胃が弱くなった人が対象となります。
低栄養の人は、流動食はエネルギー・栄養素が少ないため注意が必要です。

 

むせることが多くなってきた、食べづらくなってきたと感じたら、介護食に切り替えてみてもいいかもしれませんね。