皆さんこんにちは!最近いろんなことをすぐ忘れちゃいます…千種さわやかクリニック通所リハビリテーションで働いています、作業療法士の鶴田と申します!

前回は高次脳機能についてざっと説明しましたが、今回はその中でも記憶について綴りたいと思います。

皆さんが良く用いる記憶は実は3つの過程に分かれて考えられます。まずは実際に覚える段階である「記銘」、そして覚えた状態を維持する「保持」、そして覚えたものをアウトプットする「再生」の3つに分かれています。単に記憶に問題があるといっても物事を覚えられないのか、物事を覚えられるけど忘れてしまうのか、覚えてはいるけどそれを外に出せないのかなど問題点の考え方は様々です。実例を挙げてみると「買い物」が分かりやすいでしょうか。では「スーパー」に「牛乳」を買いに行くとします。この時に買いたいものを覚えられない場合は「記銘」に問題があるかもしれません。そして買いに行くことを覚えていざ出発しても途中で買うものを忘れてしまったり、スーパーではなくコンビニに買いに行ってしまったりしてしまう場合には「保持」の問題が考えられます。そして覚えてはいるのに買えなかったということもあるかもしれません、そんなときは「再生」の問題が考えられます。どの部分に問題があるのか、それを考える事も重要です。

長くなってきたので今回はここまでとします。次回は記憶の種類について語りたいと思います。皆さんも日々の事を忘れないように過ごしていきましょう!

では皆さんお疲れの出ませんように。