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第2回日本運動器理学療法超音波フォーラム(後援:日本整形内科学研究会)のご案内 | 銭田良博ブログ

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昨年3月8日(日)に仙台で開催予定であった第2回運動器理学療法超音波フォーラムがCOVID-19感染拡大のため中止となりました。その内容をそのままに、2021年3月7日(日)に参加費1000円、定員500名でzoomウェビナーにて開催が決定いたしました。事前登録制になっております。募集は定員になり次第終了とさせていただきいます。
 
この度、日本整形内科学研究会(JNOS)が、ウェビナーを開催する上での後援をさせていただくことになりました。現時点では第2回までの申込をされていた方への優先案内でしたが、第2回運動器理学療法超音波フォーラム事務局のご理解によりSNSによる情報拡散で案内しても良いというご許可をいただきましたので、ご案内させていただいた次第です。
 
ご興味のある理学療法士・医師・鍼灸師・柔道整復師・トレーナーの方々に、シェア&情報拡散していただいて差し支えございません。
つきましては、HP(申込URL)にて詳細をご確認いただき、日程をご調整の上ご登録いただけると幸です。
みなさまのご参加をお待ち致しております。
 
 
(第2回運動器理学療法超音波フォーラム Meetup 2021 in ウェビナー大会長ご挨拶:
村木 孝行:東北大学病院 リハビリテーション部主任)
例えば、整形外科領域では関節鏡の開発・導入が病態理解や手術手技の大きな進歩をもたらしました。運動器理学療法領域では昨今の超音波診断装置の発展がまさにこれに当たります。画質の良い超音波画像は、我々理学療法士が“こうなっているであろう”と思っていた皮下組織の状態を明らかにできるものであり、新しい知見の発見や思い込みによる間違いの解消につながる重要なツールです。第Ⅰ回のフォーラムでは超音波診断装置を用いた運動器理学療法の可能性を広げる第一歩を踏み出せたかと思います。
 
一方で、目に見えるものを拡大解釈することは正しい答えに辿り着かないことも近年わかってきました。典型的なものとしては、MRI画像で構造的な異常が見つかっても、それがイコール痛みの原因ではないことがよく知られています。無症状の人でも画像上の異常が見つかることは珍しくありません。これは超音波画像においても同じことが言えます。
 
運動器超音波のパイオニアである先生方の熱意とご尽力により、超音波診断装置が理学療法においても身近になってきている今こそ、運動器理学療法において超音波診断装置をどのように用いるかを再考すべきであると感じています。臨床能力が優れている先生方は、患者さんに対面してプローブを当てるまでに、問診や触診といった情報収集とそこから考えられる仮説を立てています。その仮説を検証するために超音波画像を大きな武器としています。また、その武器を最大限に活かすために、超音波によって見えているものが何なのかをよく理解しております。
 
そこで今回は「運動器理学療法における超音波評価」をテーマとさせていただきました。特別講演は、水谷痛みのクリニックの麻酔科医である臼井要介先生と弘前大学総合診療部の総合診療医である小林只先生にお願いしました。臼井先生は超音波ガイド下のブロック注射を用いて関節の痛みと拘縮の治療の経験が豊富な先生です。ブロック注射前後の評価と治療効果から関節可動域制限の原因はどこにあるのか、についてご解説いただく予定です。小林先生は運動器疾患の患部だけでなく、問診・診察から全身を総合的に評価し、超音波診断装置を用いて原因の特定と介入をされている先生です。近年話題となっている、fasciaやハイドロリリースの歴史・基礎から運動器超音波の臨床応用についてご解説いただく予定です。お二人のご講演から垣間見られる診察技術や臨床推論などは理学療法士が学ぶところが非常に多いと断言できます。
 
本来であれば一堂に会してシンポジストおよび参加者の皆様で議論を深めたいところですが、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるため、今年度のフォーラムは完全WEB開催とさせていただきました。第1回のような全員参加でのディスカッションは行えませんが、運動器超音波がより質の高い理学療法をもたらすための一助となるような講演、シンポジウムを提供できるよう尽力させていただく所存です。WEB開催となった分、例年より多くの方にご参加いただくことが可能です。多くの理学療法士ならびに医師も含めた関連職種の方々のご参加をお待ちしております。
 
(第2回運動器理学療法超音波フォーラム プログラム)
2021年3月7日(日) 9:30-17:00
テーマ 「運動器理学療法における超音波評価」  
特別講演1 「体位変換で動く末梢神経」
         臼井 要介 水谷痛みのクリニック
特別講演2 「超音波所見と機能解剖から腰部痛・下肢痛を考える ~fasciaとハイドロリリースの位置づけ~」
      小林 只 弘前大学 総合診療部
シンポジウム1 「超音波評価 エラストグラフィー」
シンポジウム2 「超音波評価 動態、滑走」
シンポジウム3 「超音波評価 輝度、血流、ハイドロリリース」
 
<プログラム>
9:25-9:30  開会の辞 村木 孝行 東北大学病院
9:30-10:45 シンポジウム1 「超音波評価 エラストグラフィー」
          座長:谷口 圭吾 札幌医科大学
演題1:「エラストグラフィーの基礎と評価への応用」
             石川 博明 東北大学病院
演題2:「せん断波エラストグラフィによる運動器スティフネス評価の基礎と臨床応用」
             小出所 大樹 札幌医科大学大学院
演題3:「肩後方タイトネスと肩関節運動時における上腕骨頭の偏位方向について」
             福吉 正樹 名古屋スポーツクリニック
演題4:「上腕三頭筋長頭周辺の組織弾性と肩関節可動域との関係について」
             二村 涼 名古屋スポーツクリニック
演題5:「生体膝における膝窩筋腱の伸張動態について
             -Strain Elastographyによる検証-」        山田 大智 大阪大学医学部附属病院
10:55-11:45
特別講演1 「体位変換で動く末梢神経」
              臼井 要介 水谷痛みのクリニック
    座長 林 典雄 ㈱運動器機能解剖学研究所
11:45-13:05昼休み
※超音波エコー機器 コマーシャルビデオ放映 
   提供企業:コニカミノルタジャパン株式会社
        日本シグマックス株式会社
        キャノンメディカルシステムズ
        日立ヘルスケアシステムズ
        GEヘルスケアジャパン株式会社
13:05-14:20 シンポジウム2 「超音波評価 動態、滑走」
          座長:小柳 磨毅 大阪電気通信大学
演題1:「超音波を用いた動態評価の今そしてこれから」
             矢口 春木 東北大学病院
演題2:「超音波診断装置を用いた足部腱滑走距離計測の定量評価法の確立
     -Thiel法固定標本、生体を用いた検証‐」
             谷口 達也 札幌医科大学大学院
演題3:「肘外反動揺性の定量評価-超音波による側臥位・3rd position位での評価-」
    今高 康詞 行岡病院
演題4:「超音波診断装置を用いた妊産婦に対する骨盤底筋群評価」
布施 陽子 文京学院大学
演題5:「ランニング時の大腿部皮膚と超音波について」
  福井 勉 文京学院大学
14:30-15:20
特別講演2 「超音波所見と機能解剖から腰部痛・下肢痛を考える
      ~fasciaとハイドロリリースの位置づけ~」
             小林 只 弘前大学 総合診療部
     座長 村木 孝行 東北大学病院
15:30-16:35 シンポジウム3 「超音波評価 輝度、血流、ハイドロリリース」
座長:浅野 昭裕 中部学院大学
演題1:「超音波による血流評価の基礎」
井上 彰 慶友整形外科病院
演題2:「超音波エコー輝度を用いた筋質評価とその応用」
前田 久 名古屋大学大学院
演題3:「投球障害肩を超音波エコーとハイドロリリースで評価する」
我妻 浩二 かつしか江戸川病院
演題4:「超音波画像診断装置を用いた肩腱板断裂修復術後症例の経時的血流評価」
      榮崎 彰秀 さくらい悟良整形外科クリニック
16:35-16:40 閉会の辞 第3回担当世話人 小柳 磨毅 大阪電気通信大学
(お問い合わせ)
第2回運動器理学療法超音波フォーラム事務局 株式会社 運動器機能解剖学研究所
mail:ukk501@yahoo.co.jp

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