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鹿教湯病院難病チームリハビリテーションスタッフのエコーハンズオン指導 | 銭田良博ブログ

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今日は朝から、長野県上田市にある信州大学繊維学部で開催された第14回日本感性工学会春季大会へ参加させていただき、

https://www.jske.org/taikai/jske14s

https://confit.atlas.jp/guide/event/jske2019s/top

その終了後に鹿教湯病院難病チームリハビリテーションスタッフへのエコーハンズオン指導を行いました。

 

この勉強会は、今回で3回目となります。

私が、自分の都合で信州大学繊維学部に行く用があるときの前後に、勉強会をさせていただいています。

 

1回目の勉強会は、エコーのプローブを持つだけでもビビッてしまい及び腰だったのですが、3回目となるとまったくびびることもなくエコー画像をみながら一緒に考える姿勢に変わってきました。

今、理学療法士の中でエコーを活用する気概が高まってきたのは、整形外科で勤務する運動器疾患(スポーツ傷害を含む)を扱う分野の人達です。

他の疾患(難病を含む神経筋疾患・脳血管疾患・心臓疾患・呼吸器疾患・内部障害・がん疾患など)を扱っている理学療法士は、まだエコーを活用していないし、やり始めた時点でパイオニアです。

 

それはなぜか?と言うと、職場自体にリハビリテーション室内にエコーが置いてあるところが整形外科クリニック以外で置いてあるところがないからです。

その意味では、鹿教湯病院リハビリテーション室はとても稀な施設です。

病院で勤務する神経内科医やリハビリテーション技師長の理解がある証拠です。

 

今日の勉強会のテーマは、エコーを理学療法士が臨床研究として活用するための再現性・妥当性・信頼性についてと腰背部・腹部・頚部エコーの診方についてでした。

最初に私が、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)がエコーを活用して臨床研究を行う際は、エコー所見以外のリハビリテーション評価がとても重要であることを伝えました。

加えて、リハビリテーション評価にエコー所見を加えること、エコー所見の再現性・妥当性・信頼性を高めるためには触診(場合によっては体表に目印をつける)・メルクマール(指標)・筋厚のキャリパでの計測方法、などをミニレクチャーしました。

エコーの使い始めの時は、あまり難しいことを考えないで、自分の治療前後の変化をエコーで診てどうした方が筋収縮があるとかないとか、まるで子供がおもちゃで遊ぶのと同じような感覚で楽しんでエコーを診ることを教えました。

 

エコーでの練習は、第4腰椎レベルの棘突起・胸腰筋膜・多裂筋・最長筋・腸肋筋、腹部は剣状突起・肋骨・腹直筋、頚部は胸鎖乳突筋・内頸動脈・咽頭部を、全員が交代で行いました。

部位によりリニアプローブとコンベックスプローブを使い分け、二画面の操作方法やコントラスト・ドップラー・深度の調整・などの少し踏み込んだエコー機器の使い方も練習しました。

 

20時31分松本駅発の特急しなの号に乗って名古屋へ帰らなければならなかったので、19時30分に終了しました。

 

鹿教湯病院に来る度に、参加するリハビリテーションスタッフのレベルが上がっているのがわかるので、とても嬉しいです。

今後も引き続き勉強会を行い、神経筋疾患領域でエコーを活用した臨床研究を学会発表できるようになるまで、一緒に頑張りましょう。

 

鹿教湯病院難病チームリハビリテーションスタッフの皆さん、今日は本当にお疲れ様でした。

そして、上田にある信州大学繊維学部までお迎えに来てくださり、JR松本駅まで送ってくださったスタッフの方々、どうもありがとうございました。

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