皆さん、こんにちは!名古屋市中区新栄にある、銭田治療院千種駅前の鍼灸マッサージ師の亀山です。
8月に入ってすっかり真夏の暑さですね。
朝から蝉の元気な鳴き声を聞くと、
学生時代の合唱部での練習を思い出します。
夏休みに入ってから、コンクールで全国大会出場を目指し、
猛暑と戦いながら仲間と練習をしていました。まさに青春でした。
しかしながら、立ちっぱなしや座りっぱなしの姿勢が長いため身体に負担がかかり、家や部室では、よくストレッチングをしていました。
最近私が見たSNSで、『デスクワークや携帯操作の継続等で
肩凝りに悩んでみえる方には、肩甲骨周囲のストレッチングがオススメです。
姿勢改善、血行不良の改善を促すとされています。』とありました。
私たちも肩甲骨の周りの筋肉と、その周囲のFasciaの緊張をとることで、
肩こりや姿勢改善の効果が高いと考えています。
なぜ効果があるのか、疑問に思われる方が多いのではないでしょうか?
実は、肩甲骨にはいろんな特徴があります!
まず、肩甲骨はどんな動きをするのか説明します。
*Fasciaの評価と治療 肩痛・拘縮肩に対するFasciaリリース
肩関節周囲を中心にP.17 図1肩甲胸郭関節の動作(肩甲骨の運動) 引用
1、肩を上に上げる→挙上
2、肩を下に下げる→下制(引き下げともいいます。)
3、肋骨にそって外側に移動する→外転
4、肋骨にそって内側に移動する→内転
5、肩甲骨下部が斜め外側に移動する→上方回旋
6、肩甲骨下部が斜め内側に移動する→下方回旋
7、肋骨にそって上がる→前傾(上方傾斜)
8、肋骨にそって下がる→後傾(下方傾斜)
このように肩甲骨の動かす筋肉は、どう関わっているかご説明いたします。
突然ですが、何種類の筋肉が付いているか皆さんご存知でしょうか?
実は、17種類付いています!
*改訂第2版 運動療法のための機能解剖学的触診技術 上肢
P.6図2-3各種運動の表し方 引用
筋肉名 | 作用 |
① 僧帽筋 (そうぼうきん) | 下行部:肩甲骨を上内旋に引き、 関節窩(かんせつか)を上方に回す。頭を同側に傾け、 対側に回旋する。 水平部:肩甲骨内側に引く。 上行部:肩甲骨を下内側に引く。 |
② 広背筋 (こうはいきん) | 上腕の内旋、内転、後方挙上、 呼息(こそく)の補助 (咳嗽筋:がいそうきん) |
③ 大円筋 (だいえんきん) | 上腕の内旋、内転、後方挙上。 |
④ 棘上筋 (きょくじょうきん) | 上腕の外転。 |
⑤ 棘下筋 (きょっかきん) | 上腕の外旋。 |
⑥ 小円筋 (しょうえんきん) | 上腕の外旋、弱い内転作用もある。 |
⑦ 肩甲下筋 (けんこうかきん) | 上腕の内旋。 |
⑧ 大菱形筋 (だいりょうけいきん) ⑨ 小菱形筋 (しょうりょうけいきん) | 肩甲骨を安定させる。 肩甲骨を上内側に引く。 |
⑩ 肩甲挙筋 (けんこうきょきん) | 肩甲骨を上内側に引き、下角を内側に動かす。 |
⑪ 小胸筋 (しょうきょうきん) | 肩甲骨を引き下げ、下角を後内側に引く。 関節窩を下方に回す。 吸息(息を吸うとき)の補足。 |
⑫ 前鋸筋 (ぜんきょきん) | 上部:挙上した上腕を下げる。 下部:肩甲骨の下角を前外側に引く 筋全体:肩甲骨を前外側に引く、 肩が固定されている場合には肋骨を挙上する (吸息の補助) |
⑬ 三角筋 (さんかくきん) | 鎖骨部(さこつぶ):上腕の前方挙上、内旋、内転 肩峰部(けんぽうぶ):上腕の外転 肩甲棘(けんこうきょく):上腕の後方挙上、外旋、内転 |
⑭ 上腕二頭筋 (じょうわんにとうきん) | 肘関節(ちゅうかんせつ):屈曲・回外 肩関節(かたかんせつ) :上腕の前方挙上、 三角筋が収縮している際に 上腕骨頭(じょうわんこうとう)を 保つ、上腕骨の外転と内旋 |
⑮ 上腕三頭筋 (じょうわんさんとうきん) | 肘関節:伸展 肩関節(長頭の作用):上腕の後方挙上と内転 |
⑯ 烏口腕筋 (うこうわんきん) | 上腕の前方挙上、内転、内旋。 |
⑰ 肩甲舌骨筋 (けんこうぜっこつきん) | 舌骨(ぜっこつ)を下げる。 |
上記の表のように、肩甲骨には首や背中だけでなく、
腕や胸部に繋がっている筋肉があります。
つまり、肩甲骨を動かすことで、
肩だけでなく背中や首などの緊張が緩むことがわかります。
また、姿勢をただす時のメリットにもなります。
なぜなら、胸の筋肉が緩むことで、楽に背筋を伸ばすことができるからです。
そんな肩甲骨や、ほかの部位を効率よくストレッチングをできる機器が、
銭田治療院にはあります!
正しく体を動かせるように、
マンツーマンで指導を受けながらの運動も可能です!
まずは体験から始めてみませんか?
興味のある方は是非、
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(注意:完全予約制ですので、ご来院の際はお電話をお願い致します。)
いつでもお待ちしております!
(文責:亀山 知世)
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