こんにちは、名古屋市中区新栄にあります銭田治療院千種駅前鍼灸師の佐藤です。1月もあっという間に終わろうとしています。つい数日前までお正月だと思っていましたが時の流れは速いですね。
来月の始め頃には、豆まきなどの行事でおなじみの節分、実はその日付は固定されたものではないって知ってます?!節分とくると2月3日を思い浮かべる方が殆どではないでしょうか?
国立天文台によると、2021年の節分は例年のように2月3日ではなく、2月2日になるそうです。3日でなくなるのは、1984年2月4日以来37年ぶり。2日になるのは1897年2月2日以来、124年ぶりの出来事だそうです。
実は、節分にも東洋医学の考えがあるのです!
東洋医学の考え方の基本に「陰陽五行説」があります。万物を陰と陽(月と太陽、静と動、冷と温…)に分け、五行説「木・火・土・金・水」の5つの要素のつり合いのもとに絶妙なバランスを保って森羅万象が成り立っています。
豆や鬼そして疫病は、五行説で「金」にあたります。
「金」は「火」に剋され(こくされ)、「金」は「木」を剋し(こくし)ます。
要約すると→(鉄鋼物は火に溶かされ、金物が木材を切り倒す)
火は金を剋しているため、豆を火で炒ることで「鬼や病に打ち勝つ」という意味があります。
炒り豆→悪鬼退散
また、大豆は五穀のひとつ。古くから穀霊が宿り神事で使われているそうです。冬から春に向かう季節の変わり目は、ちょうど陰から陽に変わる節目です。東洋医学には陰極まって陽になる、という言葉が有りますがまさしく今のことですね。
今年は、コロナ退散の思いも込めてお家で豆まきをしてみてはいかがでしょうか?ちなみに2021年の恵方は「南南東」です!
コメントを残す