こんにちは。名古屋市中区新栄にある、銭田治療院千種駅前の鍼灸師の樋口です。

毎日暑い日が続きますね。暑い外と涼しいクーラーの効いた場所との移動は、
予想外に体力を消耗します。夏ばて・熱中症には、十分お気をつけくださいね。

今年4月に高校に入った姪が、ソフトテニスを始めました。

彼女は最近、「よく右肘が痛くなる」と、私のところに相談に来ました。

整形外科で【テニス肘(テニスひじ)】と診断を受けたようです。
幸い私が施術して痛みはすぐ消えました。

この「テニス肘」とは通称で、
正式には【上腕骨外側上顆炎(じょうわんこつがいそくじょうかえん)】と言います。

名前の通り、テニスプレイヤーに多いスポーツ傷害なのですが、テニスとまったく関係ないことでも起こります。

何年も前のことですが、20代の主婦の方が「左肘のテニス肘」と診断され、治療にみえました。

出産して1年弱で、テニスどころか運動も特にせず、今までそんな痛みが出たことはないとのこと。

変わったことといえば赤ちゃんの世話をするようになったぐらいと、特に原因に心当たりはないご様子。

施術をすれば痛みは消えたのですが、1週間ほどでまた痛みが出てきました。

テニス肘は、手首を手の甲側に動かす動作を繰り返すと起こりやすい疾患です。

あれこれと原因になりそうな動作を確認しましたが、なかなかしっくりくるものはありませんでした。

赤ちゃんの最近の様子を聞くと成長も順調で、最近、ずりばいからはいはいを始めたとのこと。

「もしかして、赤ちゃんがはいはいする時に、一緒にはいはいしていませんか?」
はいはいの真似を止めたとたん、肘の痛みは無くなったとのこと。
何気ない動作が痛みの原因となることもある例でした。

もし、原因不明な痛みなどでお困りのことがございましたら、是非銭田治療院にご相談ください。

(アイキャッチ画像:素材Library.comより使用

(文責:樋口 大祐)