皆さんこんにちは!名古屋市中区新栄にあります銭田治療院千種駅前の鍼師の伊藤です。今週は気温の変化があり、体調管理は大丈夫ですか?
2日前はとても寒かったように思いますが、今日はとても暖かく過ごしやすいですね。

本日2月20日は「アレルギーの日」です。時はさかのぼり1966年。
世界屈指の医学部を有するジョンズホプキンス大学(アメリカ)で、ブタクサの研究をしていた日本人免疫学者の石坂公成・照子夫妻が新しいアレルギー物質「IgE抗体」を発見しました。
詳しく説明しだすと止まらなくなるので、、、今第2期目のアニメが放映されています、「はたらく細胞」という漫画の第1巻の1話がちょうど花粉症の話なので、興味のある方は読んでみる事をお勧めします!良ければアニメも見て伊藤とお話してください(笑)。アレルギーに関してはまた詳しくお話ししますね!


さてお待たせいたしました。
本日は「ファシアを見てみよう! 後編」です。
前回は見方によってプローブの向きが変わるとお話ししたかと思います。
「ファシアを見てみよう! 前編」
前回のブログの最後に今回はどの向きでとったかを書いたのですが覚えていますか?


正解は、


「短軸」です!
つまり輪切りにした図ということですね。

今回は症例を元に解説しますね。症例は伊藤の足です。
1か月前に自転車で転び、ハンドルが左ももにぶつかりました。膝の曲げ伸ばしの時に少し気になる時がたまにありますが、日常生活で困っていることなどはありません。

まずは触診です。
触診ではしこりのようなものが確認でき、その周囲は痛みではなく触られるといやな感じがするといったところです。


では早速実際のエコー画像をお見せします。



左大腿部前面中央 膝蓋骨より約18㎝上にて撮影しました。

黄色で囲んだあたりが白く映り、その近くに線が走っているのがわかりますか?
図の右側より左側にいくにつれて、はっきりと映っていない事がわかると思います。

今回の伊藤の足では
「大腿直筋の直上のファシア(fascia)に重積、及び連続性の破綻」ではないかと考えました。

ここに鍼(はり)を打ってみて変化が起きるのか?

では早速鍼を打ちましょう!

鍼を打って黄色の〇にある白く映っている個所に鍼先が触れると、
ズンと響きが出ましたが痛みはありませんでした。
その後もその周囲に対し5~6か所に鍼を打ってみました。

すると!!

黄色の〇にあった重積は改善し、不鮮明であったファシアに関してもきれいな連続性が確認できると思います。

今回はデモンストレーションなので本来はもう少し全体的に治療をしなくてはならないのですが、今回は少ない治療で変化を出すことができました!
このようにエコーを用いながら鍼をすることで、的確にアプローチをすることができます!!

「肩や首・腰など少しでも違和感のある方」
「病院でレントゲンを撮って異常はないと言われた」
「明らかに症状があるのに改善されない」

こんな症状で困っている方はもしかしたらその原因はファシア(fascia)かもしれませんよ?

銭田治療院ではファシア(fascia)に着目し、皆さんの症状に合わせて丁寧な問診から評価までさせていただきます。
自分の身体のメンテナンスの為にも是非ご来院下さい!!
ではまた!