皆さんこんにちは!名古屋市中区新栄にあります銭田治療院千種駅前の鍼灸師の佐藤です。
だんだん、春の暖かさを感じる日がきましたね。桜も咲き出して新たな門出を祝うかのごとく綺麗に咲き出しましたね。

今日は、足がつる・こむらがえりのお話です。
最近患者さんから、夜中から朝方に足がつり、大変痛かったという話をよくお聞きします。足がつるという症状はわりと頻繁に起こる症状で、かなりつらいものです。しかし、何分か我慢していると治まるためそのままにしている方が多くみえます。

足がつる・こむらがえり(腓腹筋痙攣)とは?
一般的には「こむらがえり」と呼ばれますが、医学的病名は「腓腹筋痙攣(ひふくきんけいれん)」と言います。腓腹筋とは、「こむら」、つまり、「ふくらはぎ」のことで、ふくらはぎの筋肉がけいれんして過剰に収縮した状態がこむらがえりです。ふくらはぎに起こることが多いのでそう呼びますが、ふともも、すね、足の甲、足の指などの筋肉でも起こります。

原因は?
1.筋肉の疲労
日ごろ運動不足なのに突然運動を始めたり、長時間運動をした場合、筋肉を動かすために必要なエネルギーが補給できていないことがあります。これが筋肉の収縮やけいれんを引き起こします。
2.足の冷え
冷えると血管が収縮して、血流が悪くなります。すると、筋肉の血液量が減って栄養素やエネルギーが不足するうえに、熱を作り出そうと筋肉が収縮するため、足がつりやすくなります。
3.ミネラルの不足
ミネラルとは五大栄養素の一つで、カルシウム、ナトリウム、カリウムなどがあり、筋肉の動きや神経の伝達を調整しています。体内では作ることができないため、食べ物からとる必要がありますが、これらが不足すると筋肉の伸縮に異常をきたすことがあります。

東洋医学から考えると?
水分の代謝がよくないことや水分の停滞は、足腰の冷えなどによって「気」(エネルギー)が不足し、血行が悪くなると生じます。東洋医学では、この状態を「水毒」といいます。いわゆる「水ハケ」が悪い状態です。
体内での水分の代謝が正しく行われ、適切に排出されるには、泌尿器が正常に機能しなければなりません。また、下半身の血流をよくすることも大切です。下半身の血液が心臓に戻るには、足を動かすことが必要ですが、むくみがあると歩くのもつらいでしょう。マッサージや指圧でむくみを軽くすることで、「運動不足とむくみの悪循環」から抜け出すことができます。

最後に足のつる症状におすすめなツボ!