こんにちは!

千種さわやかクリニック通所リハビリテーションの理学療法士・鍼灸師・柔道整復師の新田です。今日は外科学でいきます。外科学と言っても簡単な部分で修復過程を簡単にやっていきます。卓球のことについてはまたお話しますね!

 

ⅴ.創傷

創:皮膚の離断を伴う(連続性が保たれない)開放性損傷(例:切創)

傷:皮膚の離断を伴わない(連続性が保たれた)損傷。(例:擦過傷)

~修復の過程~

⓵炎症性反応相

・受傷直後の反応

 小血管の攣縮や血小板の凝集による局所の止血や血漿成分、白血球の滲出が生じる。フィブリン網が形成され、白血球による細菌の貪食が行われる。

⓶線維増殖相

・受傷4日目くらいから2週間の間くらいで起こる反応

 組織の連続性が修復される。線維芽細胞からコラーゲンが合成され、コラーゲンが線維化していくとその間に線維芽細胞や微小な毛細血管が形成され、損傷部位に肉芽が形成される。肉芽組織は時間とともに線維化が著名となり、硬い白色調の瘢痕組織となる。

⓷成熟相

 線維増殖相で作られたコラーゲンが分解・再構築される。この過程で瘢痕組織のコラーゲンが異常増殖するとケロイド(肥厚性瘢痕)となる。

※擦過傷の処置に関して

・従来、乾燥させる処置が行われていたが、最近では“湿潤環境”を保つことで治癒機転が速くなることがあることがわかってきた。”wet dressing”

 

今日はここまでにします。医療はどんどん進化し、変化します。それはよりよい医療を届けるため、私たちも変化する必要があります!

コロナ収束もあと少し!我慢の限界もあと少しです!頑張ろう日本!

これから寒くなってきますので、体調に気を付けて冬を乗り切りましょう!

それではまたです。