皆さんこんにちは!

名古屋市中区新栄にある、

株式会社ゼニタのリハビリテーション部で

千種さわやかクリニック通所リハビリテーションに出向している

理学療法士の松田です。

 

今日はヒトの進化第4弾!!

耳の変化についてまとめます。

ヒトには使わなくなって退化した筋肉があります。

耳の周囲にある3つ筋肉が耳を動かすために必要な筋肉であり、退化した筋肉です。

 

それは・・・

前耳介筋・上耳介筋・後耳介筋という筋肉です。

元来、動物は音の方向へ耳をよく動かす習性があります。

なぜかというと、夜は目が見えにくいため、危険を察知するのを聴力で補っているからです。このことから、聴力は夜行性の動物にとって非常に重要な能力であると言えます。

ヒトも昔は夜行性であったため、耳を動かす能力を持っていました。しかし、現代人は夜の危険性が減少し、耳を動かす能力はほとんど役に立たないため、耳を動かす筋肉は退化していきました。

それでも、わずかながら筋肉を使って耳を動かそうとしていることは、簡単な実験で確かめられるそうです。

 

人の進化についてまとめて第4弾まで来ましたが、改めて人の進化・退化は面白いと思う反面不思議と思う毎日です。進化・退化をするにあたり、どの動物も生きていく為に必要か不必要かを選択し、それを遺伝子に引き継いでいるところがとても神秘的だと感じます。

今後も、ヒトの進化についてまとめていきたいと思いますのでよろしくお願い致します。