皆さんこんにちは。名古屋市中区新栄にある、銭田治療院千種駅前の鍼灸マッサージ師の井藤です。

少し涼しくなったと思ったら台風と共に蒸し暑さが戻ってきましたね。

こんな気候の時は「肩こり」がひどくなったりしませんか?

以前、銭田社長が分担執筆した「THE 整形内科」にはこんなことが書いてあります。

(以下、THE 整形内科引用)

“筋性肩こり症は、持続的筋収縮による筋内の毛細血管の圧排が引き起こす筋の虚血状態が疼痛誘発物質を産出することで生じる、頚肩部の不快症状である。多くの肩こり症では、僧帽筋と肩甲挙筋に持続的な筋収縮が生じている。そのような姿勢をとらざるを得ない状況の代表例に“猫背”がある。“猫背”では、頭頚部が肩甲骨に対して大きく前方に位置するために、頭頚部と肩甲骨をつないでいる僧帽筋と肩甲挙筋に持続的な収縮を強いている。

このようなケースにおける理学療法のポイントは、頭頚部の位置を肩甲骨直上に近づけ、同筋が過剰収縮しなくてもよい状況をつくることである。猫背の改善のためには、後頭下筋群、大胸筋、小胸筋、斜角筋群の拘縮の改善が必要となる。拘縮の改善方法としては、ストレッチ、徒手による筋膜リリース、テーピングがあげられる。また難治症例に対しては、医師や鍼灸師と連携をとり、生理食塩水や鍼を用いた筋膜リリースによる拘縮改善を依頼する。

局所の拘縮改善後は、上半身の良肢位を保つために必要な顎前面筋群、頚部伸筋群、僧帽筋中部および下部線維、広背筋の柔軟性と筋力の改善トレーニングを行う。また、“猫背”のさらなる改善には、小殿筋や大腿筋膜張筋などの股関節周囲や、腰椎・仙腸関節も含めた下半身の局所治療や、姿勢のアライメントの調整も時に必要となる。そして、セルフケアや生活動作指導(パソコン操作時の姿勢など)によって、良肢位を保持するための患者教育および学習が何より重要である。”

気になる方は一度、銭田治療院にご相談ください。