みなさんこんにちは!名古屋市中区新栄にあります銭田治療院千種駅前鍼灸師の佐藤です。昨日は、成人の日でしたね。今年は、コロナの影響で成人式の中止や延期など各地で大変混乱の中で開催されたとこもあるようですね。
成人を迎えた方々は、これから一人の大人として責任ある行動や言動を心がけて頂き立派な大人になって頂きたいです。

本日は「五臓六腑」のお話しします。お正月で皆さん、お酒を飲んだりご馳走をお腹いっぱい食べた方が多いのではないでしょうか?
よくとびきり美味しく感じた時は「五臓六腑に染み渡る」なんて言葉もあります。
「全身に染み渡る」という意味で使われている言葉ですが、実は東洋医学が元になっているってご存知でしたか?

東洋医学における五臓六腑とは現代では、それぞれの内臓を指す言葉です。
東洋医学は、全ては陰と陽に分けられるという考えがあり、陰陽はそれぞれに影響しあいバランスを保つ為に、基本同じ数存在しています。

その中で内臓は「臓」と「腑」に大別され《臓は陰》《腑は陽》にそれぞれ属します。
※陰は静的なもの、陽は動的なものと考えてください。

臓に属するもの→肝・心・脾・肺・腎・心包(しんぽう)
腑に属するもの→胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦(さんしょう)

この様になるのですが皆さん5つの臓と6つの腑でないのはお気づきでしょうか?
実は東洋医学的には臓腑はそれぞれ6つずつ存在します。五臓六腑ではなく六臓六腑になるわけです。・・・三焦と心包って何?とお思いかと思います。

三焦はかなり多くの役割を持っていますがざっくり言うと循環に関わる腑になります。
心包は心臓の周りにあり心臓を護っている臓になります。
この2つは現代医学には存在せず東洋医学独特の臓腑です。この心包を抜いた臓腑が一般に言う五臓六腑になります。

いつも何気なく使っている言葉にも東洋医学が隠れていたりします。今後もこのような言葉をご紹介していきます!