こんにちは!名古屋市中区新栄にあります銭田治療院千種駅前マッサージ師の繁本です。毎日、寒い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?緊急事態宣言もまだ続きそうですが感染予防により一層気を引き締めていきましょう。
さて、今日は膜の概念についてお話させていただきます。
膜と聞くと何かを包んで保護する物、内側と外側を隔てる物と言ったイメージが一般的だと思います。例えば、ソーセージの包装膜(これ上手くむけなかったら、ソーセージの中身が一緒についてきてしまいます)細胞膜(膜が上手く働かなかったら、細胞内の環境が保てず、細胞が死滅してしまいます)腹膜(例えば、腸との癒着があればすぐに腹膜炎になり重篤な状態におちいります)この膜を含めた概念としてFascia(ファシア)があります。→全身にある臓器を覆い、接続し、情報伝達を担う線維性の網目状組織。臓器の動きを滑らかにし、これを支え、保護して位置を保つ。(JNOSホームページ参照)
話は変わりますが、私がマッサージ師になった頃は、肩こりがあれば、しっかり揉んで症状を緩和するものだと考えており、そうした症状を引き起こすのは、 使いすぎや冷えによる血行不良であったりと言った類の見識しかありませんでした。
ここ10数年で、筋肉を包む筋膜に加えて、腱・靭帯・脂肪といった骨格筋とは別の結合組織、皮膚、筋間、筋周囲等をつなぐ関係構造も含んだ概念として、Fascia(ファシア)が一般にも 取り上げられるようになりました。
上記の卑近な例を考えるまでもなく、現在生じている症状を今までとは違う概念をもと アプローチしていくことが重要であることはご理解できると思います。
次回は、Fasciaという概念のもとに、当治療院で行なっていることを紹介させて頂きたいと思います。
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