こんにちは。名古屋市中区新栄にある、銭田治療院千種駅前の鍼灸師・柔道整復師の米田です。

ゼニタでは、毎月1回1時間半外部講師に来ていただき治療スタッフ全員が「生理学講座」を研修の一環で受講します。
先月の講義では、「遺伝子」について学びました。

ゼニタ治療スタッフブログ#16米田写真

〔生理学講座の講義風景〕

遺伝子に関してあまり知らなかった僕にとっては、新たな気付きがあり良い刺激となりました。

その講義をきっかけに、時間がある時に「遺伝子」についてインターネットで調べました。

すると、面白い記事を見つけました。

それが、『ストレスと遺伝子の関係について』です。

「ストレスに強くなれ!」、と言う話がありますが本当に強くなれるのか?!

よく小、中、高校の部活でこのようなことを言われた経験があります。
ですが、その人の性格や体質によっても異なるため、耐えられる度合いも違います。

ストレスに強いことばかりが決して良いというわけではなく、敏感な人の中には真面目で誠実で繊細な性格を強みにして、高度な技術を生み出してきた世界をリードしてきた、、、そう日本人です。

精神の安定や心の安らぎには、「セロトニン」という脳内物質が関与していることが知られています。またPMS(月経前症候群)での精神的症状にも関係している説もあります。

セロトニンの分泌量を調節しているのが遺伝子なのです。

遺伝子は3種類に分かれていて、SS型、SL型、LL型があります。

LL型の遺伝子を持つ人は最も性格がおおらかで楽天的、逆にSS型を持つ人は不安を感じやすくうつ病の発症リスクが高いことが判明しているそうです。

アジア人は、ポジティブな性格のLL型遺伝子を持つ人の割合が少なく、ちなみに日本人はLL型の遺伝子を持つ者が、全体の3%しかいません。
それとは逆に欧米人はLL型の遺伝子が非常に多いです。

図にまとめると、以下のようになります。

SS型SL型LL型
日本人65.1%31.7%3.2%
米国人18.8%48.9%32.3%

※LL型の人は・・・楽観的な性格  ※SS型の人は・・・不安な性格

つまり、ストレスに強い、弱いは遺伝子レベルで決まっているということになりますね!

よって自分がストレスに弱いから強くならなきゃいけない!というプレッシャー感じにくくなりそうですね。
だからと言ってストレスに弱いから仕方ない、と自分の中で解決してしまうのも社会の中で生活し辛くなりますね。

対処法として、そうならない考え方、物事の捉え方に変える事はできます!
他にもストレスを溜めない方法には、誰かに話す、スポーツで汗を流すことや美味しいものを食べるという解消法もありますが、これもすぐに実践できる行動だと思います。

最後に、遺伝子がストレスに対しての抵抗性を全て司っている訳ではなく、他にもビタミンの摂取が関わっていたりと、ストレスの原因は他にもあるのでひとつの参考にしてもらえればなと思います。
そして、日常の中の小ネタにしていただけたらなと思います。

身心でお悩みの方も、ゼニタへお越しください。^^

(文責:米田 圭佑)