皆さんこんにちは。名古屋市中区新栄にあります。

鍼灸師の佐藤です。朝と昼間の寒暖差がすごいですね。こんな時は体調を崩しやすいです。服装選びも難しいですが体調には十分気をつけましょう。

今日は、東洋医学からみた「疲れ」をテーマにお話します。
疲れは、痛みや発熱と並んで身体の3大アラームと言われ、健康を維持する上で重要なシグナルのひとつです。疲れには、過度に身体を動かしたりすることで起こる肉体的な疲労と、ストレスなどで起こる精神的な疲労があります。
多忙な日々や不規則な生活などで身体を酷使する生活を続けていると、疲れが解消されずに日常のだるさや倦怠感となってあらわれ、「休んでもなかなか疲れが取れない」、「すぐに疲れる」といったことが起こります。また、「身体はそれほど動かしていないのにだるい」と感じる場合は、緊張やストレスといった精神的な疲れが身体にあらわれていることも多く、ひどくなると「うつ」などにつながることもあるので注意が必要です。
偏った食生活などで身体に栄養がとれていないことも疲れを回復させない大きな要因となります。だるさや倦怠感は、休んでほしいと身体が出しているシグナルです。原因は人によって異なるので、まずは自分の疲れタイプを知り、日常生活や食習慣を見直すなど、早めの養生が大切です。

東洋医学は、自覚症状をもとに治療していく医学で、病気とまではいえない体調不良も、「未病」(みびょう)として治療対象にしています。
もちろん「疲れやすい」という自覚症状も、異常ととらえ治療します。
東洋医学には、体の不調を「気・血・津液」の乱れとする概念、体質や体調の強弱をあらわす「虚証・実証」という概念などがあり、これをもとに、症状が起きた状況や体質などを含めて考え、その「人」に合った治療を施していきます。
そのため、同じ症状を訴えても、人によって処方される薬も異なります(同病異治)(どうびょういち)。

なお、東洋医学では疲れは「気」の不足や乱れで起きると考えます。
そのため、疲れを改善する方法としては、食事や睡眠で「気」を補うことを優先します。

そんなあなたにおススメなツボ!!


『湧泉穴』(ゆうせん)
湧泉の「湧」は湧くという意、「泉」は泉で、このツボを刺激すると生命エネルギーがコンコンと湧くという意味で、重要なツボのひとつです。

『膏肓穴』(こうこう)
肩こりや五十肩、統合失調症、呼吸器系の疾患などに効くとされていますが、風邪の予防にも特に効果的です。風邪の引きかけなどに、背中がゾクゾクしたり、寒気がしたりするところは、丁度「膏肓穴」の辺りになります。

日頃のあなたの疲れを癒しませんか?銭田治療院はそんなあなたをお