こんにちは!

名古屋市中区新栄の株式会社ゼニタの

リハビリテーション部から

かきぬま整形外科へ出向しております

理学療法士の済藤です!

 

みなさんは頭蓋骨の形を想像できますか?

なんと22個の骨によって頭蓋骨は

形成されているのです!

今回は頭蓋骨について書こうと思います。

 

頭蓋骨は以下の骨に分類できます!

・後頭骨 ・前頭骨 ・篩骨

・蝶形骨 ・側頭骨 ・頭頂骨

・鋤骨 ・下鼻甲介 ・涙骨

・鼻骨 ・頬骨 ・上顎骨

・口蓋骨 ・下顎骨

の15種類です!

左右で1個ずつのものもあるので

全部で22個になります!

 

これらの骨は「縫合」という形で

噛み合わさるようにして

あたかも1つの骨のようになっています。

 

なぜ最初からひとつの骨としてでなく

22個の骨が縫合する形をとるように

なったのでしょうか?

 

実は頭蓋骨が最初から1つだと脳の発達に

支障をきたしてしまうことが考えられるのです。

 

赤ちゃんの頭は柔らかいですよね。

それは、まだ頭蓋骨を形成する骨たちが

繊維性結合組織という組織で

くっついているからです。

つまり完全に縫合という形では

くっついていない状態です。

 

頭蓋縫合早期癒合症をご存知でしょうか?

通常よりも頭蓋骨の癒合がはやく進んでしまい

頭蓋骨の変形や脳組織の発達障害といった

症状がみられます。

このことからも、赤ちゃんの頃の頭蓋骨に

柔らかさが必要であることが言えますね。

 

また、最初から頭蓋骨が1つになっていたら

赤ちゃんが産まれるときに母体へ大きな負担を

かけてしまうことが考えられます。

 

出産って母親も赤ちゃんも頑張っているのです。

母子ともに命懸けですからね。

 

なんだか、この文章を書きながら母に感謝です。

恥ずかしいから直接は言えませんけど!(笑)

 

さて、頭蓋骨について少しわかりましたか?

次回も今回の内容に関連するような内容を

考えておりますのでお楽しみに!