こんにちは!株式会社ゼニタの服部です。

今日は姿勢とインナーマッスルについてお話をさせていただきます。

インナーマッスルとは、体の中心部にあることから深層筋とよばれ(体の中心部分に近い筋肉の総称)持久力に富み疲労しにくい性質をもつ、筋線維の直径が小さな筋肉で、背骨に付着して姿勢を保持するための筋や、股(こ)関節や肩関節に付着して関節の位置を保持する筋など、長時間持続して緊張を要する部位などによくみられます。インナーマッスルは、別名“姿勢保持筋肉”とも言われます。

 インナーマッスルを鍛えることで4つの効果があります。

  • 関節の位置が整って、バランスの良い体になります。

関節部分と密接にくっついているインナーマッスルは、鍛えれば鍛えるほど関節を正常な位置に整えるができます。怪我のリスクを下げることはもちろん、筋肉同士の伝達スピードも上昇するため、鍛えたい部位を効果的に筋肥大させることができます。

  • 姿勢を細かく調節することで、血行が良くなります。

人間の体は、背骨を中心としてありとあらゆる部分に細かな関節があり、それら全てがうまく動作することで正しい姿勢を作ることができます。また、関節部分を正常に矯正することで、血行促進に大きなポジティブ効果もあります。

  • 身体機能を向上させます。

身体は少しの動きでも多くの筋肉を使用しています。中でもインナーマッスルは腹筋や胸筋、腰回りなど大きな筋肉の動きをサポートしてくれるため、他の筋肉のパフォーマンスを向上させ身体機能をアップします。

  • 体の基礎代謝が上がります。

インナーマッスルを鍛えると腹筋や腰回りなど内側の筋肉が安定し、重力で徐々に下がる内臓を元の位置に戻します。内臓の位置を安定させることで、臓器本来のパフォーマンスを十分に働かせられるようになり、自然と基礎代謝も向上します。

 インナーマッスルトレーニングの特徴についてです。

①インナーマッスルを鍛えるトレーニングでは負荷をあまりかけずにあくまでも、アウターマッスル(表面の筋肉)をサポートする筋肉を鍛えるトレーニングなので、ゆっくり長い時間をかけて刺激していきます。トレーニングメニューも低負荷でよいため、回数を多くすることを意識して行います。逆に、アウターマッスルを鍛える時は、10回で息の切れる筋トレを行うのがベストになります。

②インナーマッスルトレーニングでは疲れるまで行いません。アウターマッスルを効果的に動かすためにインナーマッスルを使えなくしてしまうと、日常生活にも支障をきたします。適度な負荷を丁度いいタイミングまで行うという意識で筋トレに取り組むと良いでしょう。

③トレーニング間隔は短めにします。インナーマッスルはアウターマッスルのように、筋肉に大きなダメージが蓄積されにくい筋肉です。そのため筋肉痛や超回復が基本的にありません。オーバートレーニングになりにくいトレーニングなため、最初は週2~3回くらいのペースで取り組み、徐々に筋肥大させていきます。慣れてきたら少しずつ感覚を狭めていき、できるだけ毎日行うのがベストです。

 インナーマッスルの強化は、実に様々なメリットがあることが分かりましたね!

インナーマッスルは身体を支えたり、関節運動をスムーズにする働きがあるたため、代謝アップやダイエット、良い姿勢の保持など、多くの効果を得ることに繋がります。ただし、インナーマッスルはアウターマッスルと違い効果が見えにくい部分でもあるため、地道にトレーニングを続けることが大切です。