皆さんこんにちは!
名古屋市中区新栄にある株式会社ゼニタの加納です。
今日は、「嚥下障害」についてお話していこうと思います!
年齢を重ねるにつれて、食事の時にむせたり、飲み込みづらくなったと感じる方は多くないでしょうか。
それは、加齢に伴い、舌やのど周りの筋力が衰えたり、歯や入れ歯などの問題により食べ物を口の中でしっかりかみ砕くことができなくなるからです。
その状態がひどくなってくると、食べ物が気道に入って窒息したり、食べる楽しみが減って食事量が減り栄養失調をきたしたり、食べたものが肺に入って誤嚥性肺炎を引き起こすことになります。
なので、そうならないよう常日頃からリハビリや食事の工夫をすることが大事になってきます。
例えば、嚥下障害の人に対してのリハビリとして以下があげられます。
・口唇、舌、頬の運動
舌を前に突き出したり、頬を膨らませたりして、口周りの筋肉をほぐしたり筋力強化を図ります。
・発声トレーニング
発声時にパ行、ラ行、タ行、カ行、マ行を繰り返し発音し、嚥下に使う器官を鍛えます。パタカラ体操といって、繰り返し「パタカラ」と発声する体操が有名です。
・呼吸筋の強化
のどや気管に痰や食べ物が入ってしまった時でも排出しやすくするため、しっかりせきをして痰を出したり、横隔膜などの呼吸にかかわる筋肉を強化して呼吸機能を高めます。
腹式呼吸をするときに、ゆっくり息を吐きだして、おなかをへこませ最後まで息を出し切る運動をすると呼吸筋を鍛えることができます。
・姿勢保持
食べる時の姿勢が悪く食べ物の通り道が狭くなると誤嚥の原因になるため、インナーマッスルを鍛えて姿勢を維持できるようにします。
・リラクゼーション
首や肩周辺の筋肉が固くなっていると嚥下しにくくなるため、上半身を中心にストレッチ運動を行い、飲み込むときの筋肉運動をスムーズにします。
以上の運動を継続して行って、食事を楽しみましょう!
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