4月6日(木)~9日(日)まで、九州へ出張いたしました。
7日(金)
・産業医大若松病院リハビリテーション科の高橋誠先生
・立石聡史先生の股関節術後リハビリテーションの見学
・内田宗志先生のope見学
内田先生のopeは、1年前に見させていただいた時から、違った術式でされていたのがとても印象的でした。少しでも、患者様のために良い方法を選択されている情熱が、こちらに伝わってきました。
8日(土)・9日(日)
『超音波エコーを活用した臨床的触診と運動療法技術 ~股関節上級編~』
産業医科大学若松病院リハビリテーション室にて研修会の講師をさせていただきました。
研修会のアウトラインは、以下の通りです。
8日(土)
・Fasciaとは?
・筋膜性疼痛症候群(MPS)とは?
・MPSに対する発痛源評価からFasciaリリースまでの流れ
・股関節の骨指標の臨床的触診
・股関節後方のFascia(朝日が丘整形外科リハビリテーション科 丹羽結生)
・股関節前外側部のFascia(平針かとう整形外科リハビリテーション科 山本浩貴)
・エコーの基本
・エコーを活用した股関節のFasciaの臨床的触診
9日(日)
・Fasciaとは?
・筋膜性疼痛症候群(MPS)とは?
・Fasciaの解剖学:Luigi Stecco先生講演内容含む
・Fasciaの生理学
・Fasciaに対する発痛源評価(股関節)
触診・動作分析・整形外科的テスト・エコー所見
・エコーを活用した股関節の骨指標&Fasciaの臨床的触診
・股関節の屈曲の可動性について(産業医科大学若松病院リハビリテーション科 高橋誠)
・股関節の荷重機能(産業医科大学若松病院リハビリテーション科 立石聡史)
・股関節疾患のMPSに対するFasciaリリース(実技)
・症例提示:FAIに対する術前術後のリハビリテーション
参加者は、東は東京から、西は長崎から来てくださいました。それだけでなく、整形外科医が2名も参加してくださいました。参加者や講師が、セミナー中にエコーや臨床的触診のスキルがどんどん上がっていくのが、手に取るようにわかりました。
4名の講師アシスタントの講演&実技も、しっかり準備されたために洗練された内容となり、私も初心に帰った気持ちでとても勉強になりました。
本セミナーは、年2回のペースで今回で5回目となります。ここまで、継続して講師をさせていただくことができたのも、高橋先生、立石先生をはじめとしたリハビリテーション科スタッフの皆様と、エコーを貸し出してくれる業者様のお陰です。
お陰で、とても内容の濃い充実したセミナーになりました。
本当にありがとうございました。
またの機会は、よろしくお願い申し上げます。