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2月25日(日)に理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師の国家試験が終わりましたね。

本当にお疲れ様でした。

現在、4月からの就職活動をされている方のために、私が理学療法養成校の講師をしていた時の経験と現在経営者をさせていただいている立場を踏まえて、就職先の選び方についてお話させていただきます。

 

理学療法士養成校の講師をしているときですが、学生達は休みが多くて給与が高く自宅から通えるところ、を選ぶことが多かったです。

学生のその気持ちはよくわかるのですが、最近は急性期病院や回復期リハビリテーション病院でも休日および年末年始出勤が当たり前になってきている時代ですし、経営をちゃんと行っている職場は給与が安いです。

それはなぜか?というと、真面目に経営をやっているところは、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)・鍼灸師・マッサージ師の新人に最初から給与をいっぱいお支払いすることはできないからです。

 

それよりは、以下のポイントをチェックした方が良いです。

なぜか?というと、以下のことを網羅している職場は、新卒の理学療法士や鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師の立場や将来のことを、しっかりと考えてくれる職場だからです。

皆様の運命(将来)を決める、就職先選びの参考にしてください。

 

・学会参加および学会・研修会・セミナー参加の補助がある。

・就職後も生涯、勉強ができる環境がある。

・リハビリテーション室に理学療法士が使用できるエコーがある。

・リハビリテーション室内で随時勉強会をやっている。

・他施設の理学療法士との交流がある。

・時間外の支給がある。

・雇用契約書がある。

・就職試験がある。

・理学療法士や鍼灸マッサージが臨床研究できる環境がある。基礎研究・大学院・夜間専門学校通学・ダブルライセンス取得OKの職場は絶対選ぶべき。

 

今は、理学療法士が1年に10000人ずつ、鍼灸師も毎年5000人以上養成される時代です。

ですから、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の診療報酬および介護報酬がここ10年で下がり続けているのも、仕方がないのです。

医師の給与がなぜ高いか?というと、診療報酬で売り上げられる金額の桁が違いすぎるのです。医師の養成校(医学部)は、医師不足であっても簡単には増やすことはできません。

しかし、理学療法士・鍼灸師・柔道整復師の養成校は平成15年の規制緩和により文系の4年制大学や専門学校が一気に乱立してしまったのです。

私もそのお陰で理学療法士養成校の講師を経験させていただくことができたのですが、世の中のPT・OT・ST・鍼灸師・柔道整復師となった人達をを取り巻く経済的状況・鍼灸治療院や接骨院(整骨院)開業を行う臍の経営的状況は、大変厳しくなってしまいました。

 

その結果、先週の2月20日(水)に放映されたNHK「ガッテン!」でもやっていましたが、コンビニ以上に鍼灸院や整骨院が増えてしまいました。

名古屋でも、地下鉄の駅の近くに集中して鍼灸院や整骨院が増え、加えて無資格の「もみほぐし:60分2980円」のお店も増えてしまい、お客様の奪い合いで治療費の価格破壊も起きています。

接骨院(整骨院)も慢性期に対する療養費の支給が厳しくなってきていますので、実費で治療を行うところが増えています。

 

理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)が、診療報酬および介護報酬で稼ぐのは月90万から100万が限界です。

ということは、経営者の立場から考えると、福利厚生・社会保険料・賞与・リハビリテーション室内の物品および機器・教育研修費を引いて人件費率を頑張って40%にしても、月40万(賞与を月割にして加える必要あり)、年俸480万以上(賞与含む)は絶対に払えません。

年俸600万以上の給与を理学療法士に支払うためには、理学療法士が10名以上いてそのうち半数の5名は必ず新人であれば、勤続年数20年以上であれば可能であると考えます。

経営者の立場になると、このような計算ができて当たり前であり、責任を持って人を雇うことはできないのです。

ですから、理学療法士も鍼灸師・マッサージ師も安易に給与が高い条件を提示しているところは、逆に怪しいと思います。

待遇の魅せ方だけ考えて、時間外は全く支給されなかったり、休みが取れなかったり、勉強がまったく出来なかったり、治療以外の雑用や別の仕事をする必要があったりする可能性が考えられます。

 

理学療法士・鍼灸師の純粋なスキルで給与を高くもらうためには、理学療法士として診療報酬および介護報酬を売り上げること以外に、

 

・講師業

・執筆業

・研究で特許を取る。

・他のクリニックや病院のコンサルティングをする

・教育・研究・開発のプロジェクトやカリキュラムを構築して他社とマネジメント契約をする。

 

などの別のスキルがあれば、それ以上の報酬をもらうことが可能になります。

 

ゼニタでは、理学療法士・鍼灸師・マッサージ師の求人を大募集しております。

セラピスト(治療家)としての臨床スキルはもちろんのこと、教育・研究・経営スキルも習得することが可能です。

ゼニタオリジナルの新人教育プログラムがございますが、理学療法士・鍼灸師・マッサージ師と一緒に行います。

日本全国で、整体師として理学療法士が開業される事例が増えていますが、私はその方法による理学療法士の開業の仕方には否定的です。

理学療法士の王道としての、本来あるべき開業の方法を伝授します。

また、理学療法士や鍼灸マッサージ師に対して、整形外科疾患・中枢神経疾患・神経筋疾患・その他様々な難治性疾患に対して、積極的保存療法(物理療法・運動療法)と鍼(はり)治療によるコラボレーションと連携にて対応いたします。

スポーツ傷害(外傷・傷害)や整形外科術後の様々な症例も多くいらっしゃいます。

鍼灸師にとっては、自律神経疾患・婦人科疾患・美容鍼の症例経験を積むことができます。

新人教育プログラムでは、解剖・触診・エコー・動作分析およびFascia(ファシア)の問診からの発痛源評価技術とFascia(ファシア)リリース(徒手・鍼)・セルフケア・生活指導の方法などを勉強します。

ただし、1年目の初任給は他社や病院に比べたら安いですし、賞与(ボーナス)もございません。

とは言っても、時間外が発生した場合は必ずお支払いいたしますし、有給などを活用した長期休暇もあらかじめ申告していただければ取得可能です。

しかし、10年後、そして20年後継続して勤務された方は、他社や病院よりも高い給与をお支払いできると思います。

 

ゼニタでは、これらのスキルを習得できるように、教育環境や労働環境を整備しています。

是非とも、3/2(土)・3/9(土)・3/16(土)に株式会社ゼニタ銭田治療院千種駅前で開催されるPT・OT・ST・鍼灸師・マッサージ師対象就職説明会(新卒・既卒可)へお越しください。

上記のことを詳しくご説明させていただくだけでなく、施設見学・治療見学も行っていただくことができます。

皆様のお越しを、心よりお待ちしております。

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