『2月20日(水)NHK「ガッテン!」を見ての感想と筋膜はFasciaファシアの一部』
2月20日(水)NHK「ガッテン!」は、皆様はご覧になりましたか?
まだ、ご覧になられていない方は、再放送が2月23日(土)午前0時25分より放映されますので、是非お見逃しなく。
http://www9.nhk.or.jp/gatten/articles/20190220/index.html
私は、21日(木)の、仕事が終わってから午前2時頃に録画を観ました。
やっぱり、私の予想通り、最新医学としてエコーを活用していましたね。
(2/20ブログ参照『2月20日(水)NHKガッテン「東洋の神秘”はり治療”」と最新科学』)
ちなみに下の写真は、私がエコーで見ている場面です。
エコーで筋膜を見て、鍼(はり)先が筋膜を破る瞬間に収縮が起きているところを、東京有明医療大学の先生と学生の方が実験をされていました。
同じ現象をご覧になりたい方がいらっしゃいましたら、名古屋市中区新栄にある銭田治療院千種駅前へお越しください。
その際、首こり・肩こり・腰痛・膝痛・など、全身の仕事疲れなどによる痛みがございましたら、エコーで診て筋膜Fasciaファシアの状態をご説明させていただきます。
肩こりや腰痛は、痛みが出現することが多いため比較的わかりやすいですが、首こりや猫背の方は本人に自覚症状や痛みが出現しないことが多く気づきづらいものです。
最近は、パソコン・スマホ・iPadなどにより気づかぬうちに、坐位姿勢(座りっぱなし)を長時間取り続けることによる筋膜を含むFasciaファシアの異常や首こりが起きていることが多いです。
その場合は、私達のようなFasciaファシアを勉強している専門家が一度見させていただくと、すぐにFasciaファシアの異常がわかります。
東洋医学には「未病を治す」という言葉がございますが、鍼灸師・マッサージ師は、このような症状がひどくなる前に見つけ、動けなくなる前に治すことが得意です。
もし、少しでもお身体に不安をお持ちの方はご来院ください。お待ちしております。
ここで、私が2月20日(水)NHK「ガッテン!」を見た感想を述べさせていただきます。
私は、前回のブログ(『2月20日(水)NHKガッテン「東洋の神秘”はり治療”」と最新科学』)でも書きましたが、筋膜はFasciaファシアの一部で、痛みの原因は筋膜だけではありません。
今回の番組の収録の際も、Fasciaファシアの概念のことを明治国際医療大学伊藤和憲教授やNHKディレクターの方にご説明させていただきました。
その時に私が送った文章は、以下の通りです。
「世界では筋膜ではなくファシアが本来の概念であり、僭越ながらNHKも本来であればそれをテーマに番組を構成した方が良いくらいかもしれません。
筋膜とファシアの解釈が、日本ではまだ混沌としている状況であり、私が所属している日本超音波鍼灸協会(JAU:https://www.jau-japan.or.jp/)や日本整形内科学研究会(JNOS:https://www.jnos.or.jp/)は、そのところをとても注意深く対応しております。
先日、ドイツベルリンで5th Fascia Research Congressで世界初でエコー下鍼治療の口述発表をして参りました
・https://www.jnos.or.jp/archives/information/978
・https://fasciacongress.org/2018-congress/2018-program/2018-conference-program/
・https://fasciacongress.org/wp-content/uploads/2018-abstracts/144.pdf
ので、尚更のことでございます。このことは、東大の粕谷先生や明治国際医療大学の伊藤先生にも、私から必ずご説明させていただきます。」
2月20日(水)のNHK「ガッテン!」には、伊藤和憲先生がご出演されていましたが、私は伊藤先生と一緒に「THE 整形内科」という書籍を分担執筆させていただいたことがあり、日頃も懇意にさせていただいております。
この本には、「筋肉痛は筋膜痛である」ということを述べさせていただいております。
ご興味のある方は、是非ともご一読ください。
今回、筋膜にターゲットを当てて番組が構成されていましたが、近未来はFasciaファシアのことがテレビ(NHK?)でクローズアップされることと推測します。
その日が早く来るように、私は少しでも感性工学・肉眼解剖学・生理学的基礎研究・翻訳・書籍・論文作成・Fasciaの臨床的評価および治療方法の確立に邁進したいと考えております。
2 Replies to “2月20日(水)NHK「ガッテン!」の感想と筋膜・Fasciaファシア”