皆さんこんにちは!千種さわやかクリニック通所リハビリテーションで働いています、作業療法士の鶴田と申します!

今回は記憶の種類についてお伝えしたいと思います。

記憶の種類の分け方として「記憶の内容」による分類と、「記憶の保持時間」による分類があります。まずは「記憶の内容」による分類についてです。まず記憶には言葉に出来る記憶とそうでない記憶があると言われています。この言葉に出来る記憶のことを「陳述記憶」そうでない記憶のことを「非陳述記憶」と言います。そして「陳述記憶」の中でも過去に起こった、あるいは体験した出来事の記憶のことを「エピソード記憶」、一般的に知識と呼ばれるような物事にかんする記憶のことを「意味記憶」と呼びます。「非陳述記憶」には自転車の乗り方などの運動のやり方の記憶である「手続き記憶」があります。

「記憶の保持時間」による分類としては2パターンあり、数秒から1分以内の記憶を「短期記憶」、数分から年単位の記憶を「長期記憶」とするパターンと、数秒から数十秒を「瞬時記憶」、数分から数日の記憶を「近時記憶」、数日から年単位の記憶を「遠隔記憶」と言うパターンがあります。

記憶についての話しは一旦ここまでとします。次回は注意機能について語りたいと思います。皆さんも日々注意して過ごしていきましょう!

では皆さんお疲れの出ませんように。

 

参考文献

能登真一(編集):高次脳機能作業療法学, 医学書院 2017, p4~5