皆さんこんにちは!名古屋市中区新栄にあります、銭田治療院千種駅前の船橋です。先日、関東では今までで一番早く“春一番”が吹いたとの報道がありました。“春一番”は立春(2/4頃)か春分(3/21頃)の間に吹く強い風のことで、今日2/15は気象庁が初めて“春一番”と使用した日とのことです。東海地方ではまだ春一番の報せはありませんが、春一番の後には寒さもやってくるとのことで、体調には気を付けたいですね。

さて、先週に引き続き、ファシア(fascia)のお手入れに関するお話です。
ファシア(fascia)とは先週も記載しましたが、体の至るところにあり、体の様々な組織をつなぐ網目状の組織です(詳細については、日本整形内科学研究会(JNOS)のホームページをご参照ください)。

お手入れするにあたりどうしたら良いしょうか?
実は、私たちは普段からファシア(fascia)へのアプローチを知らず知らずのうちに行っています。
例えば、くび、肩、腰や肘、手、膝など痛いところに手を当てて、さすったり揉んだりしていませんか?時には痛みが和らぎ、解消します。この動作がお手入れの一つと考えられます。
皮膚の下、浅いところにある皮下組織、筋膜、腱などの軟部組織のファシアに刺激を与えることにより状態の変化を無意識に行っていると考えられます。このことで、症状の軽いものは比較的容易に変化が出ることがあります。
私たちが普段できるお手入れは、症状の軽いうちにこまめに、ファシア(fascia)の異常を取り除き、予防することにほかなりません。先週お話しした入浴もその一つですね。
なお、できれば痛い所に集中せず、周辺もあわせて行い、強さは心地よい程度の強さにとどめてくださいね!強すぎる刺激は炎症など痛みの原因になることがありますので!

そうは言いながらも、仕事や家事など日常生活の中で、痛みやこわばりが高じて、簡単には症状が治まらないこともあるかと思います。
その場合には、ぜひ当院へご来院ください。
具体的な痛みや不調の原因を“問診”や各種“評価”を行い、確認した上で適切な対応(病院やクリニックの紹介も含め)をとり、症状の解消に向けて真剣に取り組ませていただきます。