みなさん、こんにちは! 

治療銭田治療院千種駅前 マッサージ師の繁本です。
桜も見ごろになってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

今日は、十字路というワードから想起されることをお話したいと思います。

文明の十字路と言う言葉を聞いたことがある方は多いと思われます。
・異なる文明が出会い交じり合って新しい文化が花開く場所
・様々な人、情報が行きかうポイント
・交易の中心点、盛り場

大体、こんなことが思い浮かぶのではないでしょうか。
さて、アレクサンダー大王(アレクサンダー3世、紀元前356~323)は今の北イタリアを出発し、北西インドにまたがる大帝国を築きました。その時、自ら携えたギリシャ文明が現地の他の文明と影響しあい、大王の死後にヘレニズムという文明の果実が生まれました。それゆえ、大王が死没した西アジア一帯を特に、文明の十字路と呼びました。

時代は下って、キリスト教と西アジアに新たに興ったイスラム教との文明の衝突は、その後ヨーロッパに自然科学の精神を持ち帰ることになります。

話は変わりますが、これを人体に当てはめてみるとどうなるのでしょうか?
最近、ブログでお伝えしているファシア(fascia)の定義を今一度確認してみましょう。
「筋肉や内蔵をつないだり、包んだりする鞘・シートや結合組織」と定義されています。皮膚や筋肉の間、内蔵を覆ったり、筋や腱あるいは腱や骨を覆ってつないだり、筋線維を包んだりしています。

これはよくよく考えてみると、様々な組織の中間地帯に位置し、人体の様々な情報が行きかう場(十字路)と考えても良さそうな気がします。
其処にさまざまな情報を受け取る受容体(レセプター)の存在も確認されつつあるようです。そのため、様々な症状の発現の場としての重要性も帯びてくるでしょう。

当治療院は、その重要性に着目し、日々患者様の様々な症状への対応を行っております。なかなか症状の改善が図れない等でお悩みの方はぜひ当院にご一報くださいませ。
それでは、また。