みなさん、こんにちは。名古屋市中区新栄にある、銭田治療院千種駅前、院長の理学療法士・鍼灸師の銭田智恵子です。

一般社団法人 日本整形内科学研究会(JNOS)について
Japanese Non-surgical Orthopedics Society
(旧MPS研究会)

2018年11月17日(土)、18日(土)に、2018年4月3日のJNOS設立後、第1回の学術集会が開催されます。テーマは「JNOSの未来」です。

JNOS第1回学術集会チラシPDF

現在では、筋膜という言葉が一般的に良く知られるようになりました。
しかし、JNOSでは、筋膜(Myofascia)だけでなく、筋膜を含むFasciaに痛みの原因があると考えています。

Myofascia≠Fascia

~以下、JNOSホームページ「一般の方へ」より引用
「JNOSは、Fasciaに関係する運動器疼痛および難治性疼痛等における診療・学術・教育・研究の発展を主目的として設立された、医師、歯科医師、医療従事者資格所持者等による非営利型一般社団法人です。
整形内科とは、メスを使った、いわゆる外科的な手術以外の治療方法(局所注射、運動療法、徒手療法、認知行動療法、薬物療法など)を用いて、医師・歯科医師やリハビリスタッフ・鍼灸師などの多職種で、手足腰などの体の痛みの治療を行う分野です。」

弊社代表は2017年度までは、JNOSの前身であり、筋膜性疼痛症候群(Myofascial Pain Syndrome;MPS)の研究を行う、MPS研究会役員として、活動させていただいておりました。MPS研究会の役員となったのも、2015年6月の学術集会の講師として呼んでいただいたのが始まりでした。現在は、JNOSの副会長を勤めさせていただいております。

ゼニタ社員の中で、9名がJNOS会員となっております。

弊社社長は平成20年ごろから銭田治療院において、エコーで肉離れや三角筋の筋内腱に鍼治療をした変化を見る臨床研究をしていました。そして、理学療法士としては、理学療法士養成校の教員をする傍ら医学部解剖学講座の研究員として在籍しておりましたので、その内容を生かせる非常に良い機会をいただいたと思っております。

また、今年の3月、JNOSが設立される直前の2月までの間、ゼニタスタッフは、ベーシックセミナー講師としてたびたび参加させていただき、学術集会だけでなく、多くの学ぶ機会をいただきました。この点につきましても、大変感謝しております。

これまでのMPS研究会の学術集会が開催されるたびに、様々な分野の先生方のご講演を聴くことができました。非常に速いスピードでエコーガイド下Fasciaリリース(Hydroリリース・徒手・鍼)の技術が進歩し、理学療法評価も加わって発展しつづけています。毎回、大変刺激的で、鍼・理学療法の併用が非常に有効であることがさらに実感できました。

JNOSの先生方は、患者様の治療において、治そうという意気込みが強く、非常にスピード感のある技術革新、さまざまな病態に対する適用の試み、探究心がすばらしいと思います。
そして、毎回頭がフル回転になるほどの刺激になります。

総合診療、ペインクリニック、整形外科他、理学療法士、鍼灸師の先生方も含め、さまざまな職域での得意分野があり、お互いを補うかのように垣根を越えたdiscussionが行われます。新たな勉強に対する意欲をもち、職種間の連携があり、その中で、鍼や理学療法で最大限できること、できないことは何かを考えさせられます。

このように連携することにより、患者様にとってベストな治療が選択できるので、JNOSの存在はとても大きいと感じます。

そして、JNOSの会長を始め、理事や会員の先生方がゼニタに来てくださるたびに、新たな刺激を受けます。スーパードクターばかりで、しかもGeneralistでありSpecialistでもあることのすごさを感じます。目に見えないたくさんの苦労や努力をされていて、さりげなく何でもできる先生方にお会いできる環境に感謝しています。私は、まだまだですが、少しでも前進できるように、ゼニタスタッフと共にがんばっていきたいと思います。

名古屋での3/31土のJNOS設立記念総会では、ゼニタスタッフは新人も含めて関わらせていただきました。今回の学術集会も、とても魅力的な内容であり、希望者は皆参加する予定です。

今後も、勉強熱心なスタッフと共に疑問に思うことを解決しながら、患者様の治療に生かしたいと思います。必要なのは、やはり基礎である、解剖学、生理学、運動学、触診、整形外科テストを含む理学的検査、動作分析を含むリハビリテーション評価だと感じています。その中でも特に、解剖学は、普通の解剖学書に載っているレベルを超えたものが臨床的に大切であることを痛切に感じます。
今ある知識をさらに掘り下げて、靭帯や関節包の隙間のレベルまで痛みの深さを探り、丁寧に確認することが治療に有効であることがわかってきました。

エコーで見える異常なFasciaに対し、理学療法や鍼を行うと、正常なFasciaの構造が見えるようになり、それと同時に痛みが無くなるので、患者様とも喜びを共有できることも増えました。

以下に、Fascia、Fasciaと筋膜性疼痛症候群MPS、MPSが原因で生じる症状に良く似た病気について記載します。

(以下、JNOSホームページ「医療関係者へ」より引用)
Fasciaとは
Fasciaの定義は国際的にも議論中です。1つは「筋膜Myofasciaに加えて腱、靱帯、脂肪、胸膜、心膜など内臓を包む膜など骨格筋と無関係な部位の結合組織を含む概念であり、その線維配列と密度から整理される。」であり、もう1つは「鞘、シート、あるいは剖出可能な結合組織の集合体で、裸眼で肉眼的に確認可能な程の大きさがある。そして、fasciaは皮膚と筋の間、筋周囲、末梢神経と血管をつなぐ、それら関連構造をも含む。」です。現在、上記2種類のFasciaの定義を融合させるための議論が進んでいますが、統一見解には至っておりません。2018年4月時点で当会では、前者の定義を採用しています。また、Fasciaの適切な日本語訳は現時点ではありません。そのため、当会では英語で「fascia」あるいはカタカナで「ファシア」と表現しています。本邦ではFasciaは「筋膜」、時に「膜」と訳されてきた経緯があります。
一方、Fasciaの意味で「筋膜」と表現されている場合もあります。医学用語としては、筋膜は「myofascia」、膜は「membrane」です。日本解剖学会の解剖学用語改訂13版には、Fasciaは筋膜Myofasciaを超えたものと説明されており、整形外科学会の整形外科学用語集(第8版)では「筋膜、あるいは腱膜」という言葉があてられています。
建設的な議論を進めていくためにも、言葉の定義を厳密に確認することが極めて重要になります。

筋膜性疼痛症候群,MPSとは?
いわゆる「筋のコリ」による症状をきたす、世界中で一般的な病気です。
「筋痛症(きんつうしょう)」とも言われますが、線維筋痛症と間違わないでください。お医者さんでもMPSの存在を知らない人はまだたくさんいます。(Q3 参照)
筋膜は英語でMyoFascia(マイオ・ファシア)と言い、Fascia(ファシア)の一部です。
通常、我々が急激に重い物を持ったり、無理な姿勢等により繰り返し筋に負荷をかけたりすると、筋に過剰な負荷がかかります。
筋への過剰な負荷は、いわゆる「筋肉痛」として生じ、数日程度で回復をします。
しかし、負荷が繰り返したり、寒冷にさらされたり、血行の悪い状態が続いたりすると、筋が短期間では回復できなくなります。
この状態が筋膜性疼痛症候群(MPS)になった状態です。筋膜性疼痛症候群(MPS)では一般的な筋肉痛とは異なり、痛みやしびれの強さが相当激しいものになり、更に痛みやしびれの範囲が広範囲に発生する傾向にあります。

MPSが原因で生じる症状によく似た病気
合併していることも多いですが、MPSなどのFasciaの異常が原因で生じる症状によく似た病気として以下があります。

筋緊張性頭痛、偏頭痛、顎関節症、舌痛症、頚椎症、頸肩腕症候群、胸郭出口症候群、五十肩、肩関節周囲炎、テニス肘、ゴルフ肘、手根管症候群、腱鞘炎、椎間板症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎すべり症、変形性股関節症、変形性膝関節症、半月板障害、糖尿病性神経障害 他

また、異常なFasciaの部位により、以下のような症状がでたり、病名がつくことがあります。
めまい(非回転性)、動悸感、心臓神経症、しびれ感、耳鳴り、機能性胃腸症、胃けいれん、生理痛、排尿時痛、排便時痛・肛門痛 他

上記の症状が気になる方は、一度、銭田治療院 千種駅前 までご相談ください。
当院での適応でない場合も、JNOSの医師、各専門医などをご紹介いたします。
また、かかりつけ医等で、異常がないといわれた方についても、当院でできることを確認し、必要に応じて適切に連携いたします。