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昨日および今日は、鍼灸師(はりきゅうし)・マッサージ師・理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)の国家試験です。

 

今日まで、受験生の皆様も学校の先生方やご家族の方も大変だったと思います。

本当にお疲れ様でした。受験生の本人にとって、国家試験に受かると受からないとでは全然、その後の生活が違ってきますよね。

 

私は、ちょうど2年前まで理学療法士養成校の教員を11年間やってきたので、その苦労がよくわかります。

その際、私が在籍している間は3期生から6期生までの卒業生が4年間、理学療法国家試験受験生が100%合格の結果を出してくれたことが、苦労もしましたが良き思い出として蘇ります。

 

理学療法士国家試験の1年目は、28名中17名が合格し、11名が不合格でした。

2年目は、1年目の結果から猛省して、理学療法学科講師と教務全体で徹底的に国家試験対策を練り直しました。

その結果、現役は1名、再受験は1名が不合格でした。

2期生の原因をさらに徹底的に究明し国家試験対策を再検討した結果、3期生から6期生の4年間は現役生全員が100%国家試験合格という快挙を成し遂げてくれました。

この結果は、当時では東海地区では私が在籍していた学校だけで、全国的に見ても3校しかございませんでした。

7期生以降は、私は学校を辞めて今の会社(ゼニタ)に専念することになってしまったので、結果は良く分かりません。

 

どうやって4年間100%合格を達成したのか、その時のことのエピソードを少しだけお話します。

このエピソードが、皆様および保護者の皆様の小中高大の受験対策・様々な分野での経営対策・一流のセラピスト(治療家)になるためのヒントとして参考になればと思います。

 

私が在籍していた学校では「チュートリアル」と言って、小中高校では「道徳」のような授業が毎週ありました。

その時間を1年から4年までの4年間で、国家試験対策・見学・評価・臨床実習・解剖見学実習および発表会・学年間交流のカリキュラムを再構成しました。

それから、理学療法学科の専任講師だけでなく非常勤講師が科目ごとの試験を作成するときに、前もって3年分の理学療法士国家試験問題をお渡ししておいて各科目に関連する問題を1問でも良いので作成していただくようにお願いしました。

4年生の実習と卒業研究は、必ず10月末までに終わるように徹底しました。

11月からは学生達は、学校が開いている朝8時から夜10時まで毎日学校へ来てもらい、4名から5名のグループ学習にてお互いに教え合うことを尊重しました。

そして、10年分の理学療法士国家試験問題から模擬問題を7000問準備し、11月から2月の国家試験直前まで毎週その問題をマークシートで解いてもらいました。

マークシート解答の結果はその日のうちに採点し、解答率を算出し苦手な分野やケアレスミスの有無を明確にしました。卒業試験の合格ラインは、国家試験直前までに模擬問題の95%以上の結果を出すかどうかを判定基準としました。

このように、国家試験対策の授業は5月までに行い、11月以降は行わずに模擬問題を繰り返し解き続けることと問題に対する解説をグループで作成することに集中してもらいました。

11月以降の講義は、日本で一流の理学療法士の先生とスポーツ整形外科医に特別講演に来ていただき、国家試験対策の勉強を頑張って学校を卒業した後に理学療法士になるモチベーションを高める工夫をしました。

 

つまり、国家試験対策の勉強は、4年生(最終学年)の国家試験直前だけではなくて1年生の入学時から準備していた、ということです。

 

以上のような、理学療法士国家試験対策雰囲気作りと4年連続100%理学療法士国家試験合格の結果や苦労は、現在のゼニタ経営における治療家(セラピスト)を中心としているゼニタスタッフのレベルアップを目的とした教育システムの構築に大きく生かせる、私にとっての貴重な経験となっております。

ですから現在、ゼニタにいるスタッフは、ゼニタの環境の中で自然と人間的にも治療家・教育者・研究者としても成長しているのがよく分かります。

昨年、理学療法士の国家試験を合格したばかりの1年目新人理学療法士も、平成31年3月3日(日)に日本整形内科学研究会東海北陸ブロック・関東甲信越ブロック研修会でエコーハンズオン講師アシスタントとして少しでもお役に立てるように現在、一生懸命準備をしております。

その一生懸命な姿を見ていると、私もとても嬉しくなります。

昨日も、よしだ整形外科クリニック院長で日本整形内科学研究会理事の吉田眞一先生がゼニタ(銭田治療院千種駅前)にお越しくださり、一緒にエコーと解剖の勉強をさせていただきました。

 

もう既に、理学療法士としての就職が決まっている方もいらっしゃるとは思いますが、そうでない方も大勢いらっしゃると思います。

まだ、就職先がお決まりでない方で、治せる理学療法士・鍼灸師・マッサージ師を目指すと同時に研究・教育・経営スキルを身につけたい方は、是非とも株式会社ゼニタへお気軽に見学に来てください。

ゼニタの詳細および待遇は、ゼニタホームページをご参照ください。

理学療法士(PT)・作業療法士(OT)・言語聴覚士(ST)鍼灸師・マッサージ師学生で就職が決まっていない方のお越しを、心よりお待ちしております。

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