私は、理学療法士として急性期・回復期・生活期病院のリハビリテーション科や、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、訪問リハビリテーション、通所リハビリテーションで、脳血管疾患の方を数多く治療いたしました。
その臨床経験に、鍼灸師としての西洋&東洋医学の概念を加味して、医療保険でリハビリテーションを受けてきたがもっと良くなりたいとお考えの方のために、集中的に治療を行うプログラムをご用意いたしました。
当院には、非常勤で作業療法士もおりますので、様々な脳血管疾患後遺症に対して充分なリハビリテーション治療を行うことが出来ます。
鍼灸の西洋医学的アプローチですが、具体的には、脳血管疾患による運動麻痺に対して、特に痙性筋緊張をエコーで観察し、選択的に鍼治療を行います。この鍼治療は、日本で私しかできない治療法です。鍼灸の東洋医学アプローチですが、中国医学の考えでは脳卒中の辨証分類は「閉証」と「脱証」があります。鍼の施術は「瀉」を主とするといわれていて、まず双側の「内関」に1.0-1.5寸を刺して、旋撚法で瀉法を行います。施術時間は1分間です。続いて「水溝」というツボに刺し、雀啄法で目に涙が出そうになるまで行います。三陰交は脛骨の后縁に沿って、針の先は後ろに向かって斜めに皮膚と45°に刺します。深さは1.0-1.5寸です。旋撚しながら補法で行います。極泉は0.5-1.0の寸に入って、瀉法で旋撚します。委中にうつ伏せして少し曲がって穴を取って、針は1.0-1.5寸が、瀉法で旋撚します。合谷は針が二間に向けて刺します。瀉法で旋撚します。
以上のように、理学療法・作業療法・鍼灸療法を組み合わせて、1日2時間、週2回、月16回、60日保証で、ご自宅での自立生活をサポートできるよう、出来る限りの治療をさせていただきます。
■ その他の集中治療プログラムも合わせてご覧ください
・ 「交通事故後遺症に対する集中治療プログラム」について
・ 「眠れない方のための集中的治療プログラム」について
・ 「ブライダル鍼灸集中プログラム」について
・ 「線維筋痛症に対する集中的治療プログラム」について