今日、ケアマネジャーさんからご紹介いただいた新患さんのところへ、治療院スタッフと一緒に行きました。
79歳女性の方です。
そうしたらなんと!
今朝トイレに行こうとした時に転んで、左手関節を骨折していました。
左肘から親指のところまで、ギプスで巻かれていました。
ご本人様を介護しているのは、実のお姉さんです。
つまり、老老介護です。
ご本人様の全身状態を評価している最中、トイレに行きたくなりました。
私は、ご本人様がトイレに行くところの後をついて行きました。
ベッドからトイレまで約5mありますが、ふらふらになりながら杖をついてなんとかたどりつきました。
しかし、自分で下衣と下着を全部下ろすことができず、お姉さんが手伝っていました。
つまり、トイレに行くたびに、介助が必要である、ということです。
ケアマネジャーさんも、私達の初回訪問に来てくださっていたので、ポータブルトイレをベッドの横に置いてもらいました。
そして、せめて夜は自分でできるように、具体的なトイレ動作の方法を細かく指導しました。
そうしないと、お姉さんが休めないからです。
このようなアドバイスが、理学療法や鍼灸療法以前に、ご本人様や介護する方の生活を支えるために重要です。
訪問治療をお仕事とされている方々、ご参考にしてください。