2/13(水)にNHK「ガッテン」で首こりと鍼(はり)・理学療法(首こり体操)が放映されましたね。
首こりに対してエコーで確認しながら鍼治療と理学療法の両方を受けたい場合は、名古屋市中区新栄にある銭田治療院千種駅前へお越しください。
(ブログの内容)
・NHK「ガッテン!」への資料提供について
・後頭下筋群の解剖学的な位置
・後頭下筋群のエコー画像と深さについて
・ベルリンでの世界初のエコー下鍼(はり)治療の学会口述発表とFascia(ファシア)
・NHK「ガッテン!」への資料提供について
私と私の妻は、鍼灸師と理学療法士の2つの国家資格を持ち、名古屋で治療しております。
実は、私と吉村亮次先生(埼玉県 bright鍼灸院)は、今回のNHK番組を構成するための資料提供をさせていただきました。
(bright鍼灸院 参照URL: https://www.bright2018.jp/9417 )
2月13日(水)と2月20日(水)放送のNHK「ガッテン」では、同じ鍼(はり)をテーマに放映されるため、どこで資料を使用されるか、または使用されないかは不明です。
私が資料提供いたしましたのは「腰痛の方に対する鍼治療の前後の変化」のエコー画像です。
来週の放映がとても楽しみです。
2月13日(水)放送の番組を拝見いたしましたが、東京大学医学部附属病院の鍼灸師の先生(私も懇意にさせていただいている先生で、平成28年12月4日(日)に東京大学医学部で公益社団法人全日本鍼灸学会鍼灸学会Tokyo C講座『筋膜性疼痛症候群の病態とエコーによる客観的評価、鍼治療の実際-2-』というテーマで、講演をさせていただいたこともございます)により鍼(はり)治療での鍼刺激の深さの違いの説明と、理学療法士の先生による首こり体操の方法をわかりやすく解説してくださいました。
・後頭下筋群の解剖学的な位置
後頭下筋群は左右4つで合計8つの筋から構成され、解剖図で見るとこのような位置に存在します。
(坂井建雄/松村讓兒監訳:プロメテウス解剖学アトラス 解剖学総論/運動器系2011.より引用)
・後頭下筋群のエコー画像と深さについて
番組の中で、解説の際にエコーを使用し説明していましたが、当院でも後頭下筋群をエコーで撮影し確認しました。
ご覧のように、1cmの深さに僧帽筋、2.5cmの深さに後頭下筋群(大後頭直筋・小後頭直筋)があるのが分かります。
このようにエコーで見れば、後頭下筋群の位置と深さを容易に確認することができます。
そして私は、その部位にエコーを見ながら触診で圧痛がある場合に、痛いだけでなく硬かったりエコー画像で左右差が出現している場合は、その部位に安全で精確に鍼治療を行う技術を持っています。
・ベルリンでの世界初のエコー下鍼(はり)治療の学会口述発表とFascia(ファシア)
ちなみに私は昨年11月に5th Fascia Research Congress(Berlin:ドイツベルリン)で、エコー下鍼治療の効果を世界初で発表しました。
「A single ultrasound-guided acupuncture session for abnormal fascia improved chronic mandibular numbness for 6 years after orthodontic surgery: a case report」
「歯列矯正術後6年間のしびれと開口制限に対して1回のエコー下鍼治療にて著効した症例を発表し、鍼治療が究極の物理療法と考えて活用している事例」https://www.jnos.or.jp/archives/information/978
https://fasciacongress.org/2018-congress/2018-program/2018-conference-program/
https://fasciacongress.org/wp-content/uploads/2018-abstracts/144.pdf
今回のNHKの番組は、後頭下筋と僧帽筋にポイントを絞って番組が構成されていましたが、私は筋だけでなく筋周囲を取り囲むFascia(ファシア)が原因と考えられる痛みを、基礎的にも臨床的にも一般社団法人日本整形内科学研究会(https://www.jnos.or.jp/)で勉強させていただいております。
Fascia(ファシア)を解明することにより、東洋医学的概念の経穴・経絡、トリガーポイント、モーターポイント、なども解明できる一助になるものと、私は考えております。
名古屋でNHK「ガッテン」で行っていた同じ治療(鍼治療・首こり体操)を受けたい場合、自分の症状が首こりか肩こりかわからなくて困っている場合は、お気軽に銭田治療院千種駅前へお越しください。
(ゼニタホームページ:https://chiryo.zenita.jp)
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