今日は、山口県萩市都志見病院の理学療法士である小川寛晃先生と佛圓祐基先生が、ゼニタ(名古屋市中区新栄の銭田治療院千種駅前)へ見学に来てくださいました。
まず最初に、昨日の日本整形内科学研究会(JNOS)東海北陸・関東甲信越ブロック合同研修会に、お二人とも参加してくださったので、木村JNOS会長達と打ち上げで味噌煮込みうどんをたべた後に、前夜祭として手羽先で有名な「世界の山ちゃん 千種店」へ行きました。
ちなみに私は現在、一昨年10月に大病をしてから、一滴も酒を飲んでいません。
ウーロン茶かジンジャエールです。
前夜祭でお二人に、ゼニタで何を見学したいのかを聞きました。すると、私が実費治療で鍼(はり)治療とFascia(ファシア)リリース(徒手)をどのように行うのか?と、ゼニタの医療従事者(理学療法士・鍼灸師・マッサージ師)スタッフに対する教育をどのように行っているのか?を勉強したい、とのことでした。
そこで、今日の午前中は一番最初に、私が月初の第1月曜日朝8時すぎに行っている全社ミーティングと、毎週月曜日8時15分に行っている治療院ミーティングに参加していただきました。
先生方は、私だけでなく治療院スタッフの一人一人がコメントする内容についても、熱心に一言も聞き漏らさず聞いていらっしゃいました。
次に、4階にある銭田治療院千種駅前と治療院の上にあるライフ&シニアハウス千種の6階(介護型:シニアフロア)と7階(自立型:ライフフロア)を見学していただきました。
そこでは、ライフ&シニアハウス千種の自立型にお住まいの方の銭田治療院&千種さわやかクリニックの利用と、介護型にお住まいの方への銭田治療院からの訪問マッサージの現状についても説明いたしました。
次に、銭田治療院千種駅前で私の治療場面を見学していただきました。その時の症例は、船橋整形外科病院菅谷啓之先生が手術された左肩習慣性肩脱臼に対するバンカート術後でした。
昨日に犬の散歩をしたときに、左肩関節後面QLS(Quadrilateral Spece)、左肘肘頭窩のFascia(ファシア)に圧痛が出現し、2nd内旋が10°であったため、鍼治療(はり)治療&Fasicaリリース(徒手)を1時間行いました。
その結果、痛みは消失し2nd内旋が80°まで改善しました。
私にとって、昨日のJNOS関東甲信越&東海北陸ブロック合同研修会の蒲田先生の特別講演「骨盤帯痛に対する精密触診・アライメント修正・対症療法としての組織間リリース(ISR)」とライブ治療は、今までの自分の治療を振り返ることと今後のFasciaリリース(徒手)&鍼(はり)をどのように行うかを熟考する、大変貴重な機会となりました。
そして、勉強させていただいた治療の考え方と触診および治療実技を、今まで私が行っていた実際の患者様に実践してみました。
すると、見事に今までとはまた違った良い治療効果が現れたことも、2nd内旋が改善した理由と考えられました。
左肩関節前面の術創部周囲のFascia(ファシア)に対しても、同様に行ったところ著明な変化が出現しました。
患者様が一番喜んでくださいました。
それを見て、二人の見学の先生も喜んでくれました。
午前中の最後は、3階にある千種さわやかクリニック通所リハビリテーションを見学していただきました。
千種さわやかクリニック通所リハビリテーションでは、ゼニタの業務委託先(出向)として勤務する、理学療法士、非常勤看護師、介護スタッフの現場の状況と業務委託のシステムについて、説明させていただきました。
午後は2つ目の業務委託先である、名古屋市中区栄の広小路通沿いで中区役所および中日ビルの真向かいにあるえとうリウマチ整形外科で、私やゼニタ理学療法士(PT)スタッフ計6名の外来リハビリテーション業務を見学していただきました。
午前中、私が銭田治療院で鍼(はり)治療&Fascia(ファシア)リリース(徒手)した症例もいらっしゃいました。
そして、治療院で治療をした後にどのような理学療法を行うのか、じっくりと見ていただきました。
業務終了後に、PTスタッフに対する私からの昨日のJNOSブロック合同研修会の感想と、今後のゼニタの方向性に関するPTスタッフへの私の願いを聞いていただきました。
お二人を名古屋駅までお送りしたのですが、新幹線に無事に乗った後に、今日の見学に関するご感想をいただきました。
小川先生
「本日は誠にありがとうございました。本当に勉強になりました。経営とは、人を育てるとは、企業の信念を貫き通すとは、、自分なりに糧に変えれるよう頑張って参りたいと思います。」
佛圓先生
「2日間本当にありがとうございました。JNOSの研修会、そして銭田先生方の実際の臨床現場、銭田先生の経営者としての視点、考え方など大変勉強になりました。本当に刺激的で、セラピストとして更なる向上を目指し努力していきます。」
私も、お二人とのお話の中で私自身が様々な刺激を受け、今後のゼニタ経営とFascia(ファシア)リリース(鍼・徒手)の活路を見出すことができました。本当にどうもありがとうございました。心より御礼申し上げます。
7月には、私が都志見病院へお伺いさせていただくつもりです。
今から、とても楽しみにしております。